非移転価格要因（特殊要因）とは、移転価格税制上の問題がある所得移転とはいえない理由によって関連者間取引の価格や利益率に影響を与えている要因のことです。

例えば海外子会社の営業利益にその年限りの突発的な在庫評価損が含まれている場合、移転価格分析上、当該評価損を非移転価格要因（特殊要因）として除外して検証することがあります。

非移転価格要因が認められるかどうかは実態判断となります。

<この記事を書いた人＞
押方移転価格会計事務所　押方新一（公認会計士・税理士）

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