ロールバックとは、未調査の過年度について事前確認の遡及適用を行うことです。

事前確認は将来年度について行うものですが、二国間APA（バイラテラルAPA）の場合に限り、ロールバックが認められています。

＜移転価格事務運営要領6-23＞
確認申出法人から確認対象事業年度における独立企業間価格の算定方法等を確認対象事業年度前の各事業年度に準用したい旨の申出があった場合において、その事前確認の申出が相互協議の申立てを伴うものであって、当該申出に係る独立企業間価格の算定方法等が確認対象事業年度前の各事業年度においても最も適切な方法であると認められるときは、6-15、6-16、6-19及び6-21の取扱いに準じて所要の処理を行う。

<この記事を書いた人＞
押方移転価格会計事務所　押方新一（公認会計士・税理士）

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