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移転価格文書化資料はPDFではなくWORDデータで入手しておこう | 押方移転価格会計事務所

移転価格 word pdf

PDFをwordに変換するソフトはこちら

細かい話ですが、税理士法人に移転価格文書を作ってもらったのであれば、紙やPDFファイルだけではなくWORDデータも一緒に入手しておきましょう。

ローカルファイルやマスターファイルといった移転価格関連文書は、毎年更新が必要な書類です。次年度以降に自社で更新する場合にPDFデータしかないのは非常に不便です。

1年分だけローカルファイルがあっても意味がない

ローカルファイルを初めて作る場合、次年度以降のことをすっかり忘れているケースが多いように思います。

当事務所にも「実は〇年前に移転価格分析報告書(ローカルファイル)を作ったのですが、年度更新がされていませんでして・・」というご相談をいただく場合があります。

移転価格上の問題があるかどうかは毎期継続的にチェックしなければなりません。ある年の分だけローカルファイルがあっても、あまり意味はありません。

複数年分をまとめて更新することは避けた方がいい

税務調査がおおよそ3年に1回来るという理由で、過去3年分をまとめて更新しようとするケースもありますが、これもできれば避けたいです。

毎年更新していれば3年前に移転価格上の問題があることが発見され、その後の2年間で対策を打つことができた可能性があるからです。

同時文書化義務(確定申告期限までにローカルファイルを作成する義務)の対象でない場合でも、ローカルファイルは毎年更新すべきであり、そのためにはWORDデータが当然に必要です。

最近はPDFをWORDに変換するソフトもありますので、最悪の場合はそれを使えばいいと思いますが、やはり完璧ではありませんので、無駄な作業を避けるためにWORDデータをぜひとも入手しておきましょう。

<この記事を書いた人>
押方移転価格会計事務所 押方新一(公認会計士・税理士)

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